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イベント情報

2026年3月2日(月)第34回 国際金融シンポジウム岐路に立つグローバリゼーション~世界経済は分断を乗り越えられるか」を開催いたしました。詳細とプレゼン資料はこちら。

2026年3月2日開催

第34回 国際金融シンポジウム
「岐路に立つグローバリゼーション~世界経済は分断を乗り越えられるか」

3月2日(月)、第34回国際金融シンポジウム「岐路に立つグローバリゼーション~世界経済は分断を乗り越えられるか」を開催いたしました。

いま世界では、自国優先主義の拡がりや地政学的緊張の高まりを背景に、国際協調が揺らぎ、グローバリゼーションが岐路に立っています。先進国主導で形成されてきた国際秩序も、新興国の存在感の高まりのなかで再検討を迫られ、各国の国内でも分断が深刻化しています。こうした状況のもと、国際的・国内的分断を乗り越え、協調と発展に向けて何が求められるのかを議論すべく、国内外の専門家をお招きしました。

パネリストによるプレゼンテーションでは、米国の関税政策の行方と世界経済への影響、貿易不均衡の構造的背景、欧州の競争力強化と産業政策、中国経済の構造転換、ASEANの成長と域内統合、日本が直面する人口減少や資源制約、地政学的不確実性など幅広い論点が報告されました。

パネルディスカッションでは、関税政策の継続可能性とその影響、サプライチェーン再編のコストと効果、グローバリゼーションの再編の方向性、ドルを基軸とする国際金融体制の将来像などについて活発な議論が行われました。グローバリゼーションは単純に後退するのではなく、供給網の分散や安全保障を踏まえた再構築が進む一方、サービスやデジタル分野では国境を越えた連携が続いていることが確認されました。

日時

2026年3月2日(月曜日):15:00 - 17:30(日本時間)

会場 経団連会館2階 国際会議場
主催 公益財団法人 国際通貨研究所
進行 講演 及び パネルディスカッション
言語 英語(英日同時通訳)
    ≪協賛≫  
       本シンポジウムは、CEIC Dataの協賛を受けて開催されます。

≪パネリスト≫(敬称略、アルファベット順)

マーク・ボウマン        資料はこちら
欧州復興開発銀行(EBRD) 政策・パートナーシップ担当副総裁

EBRDにおいて、政策および他の国際機関との連携を統括。EBRD着任以前は、英国財務省にて国際金融担当事務次官(Director General International Finance)を務め、国際政策および欧州連合(EU)政策を所管。2019年までは、EUの経済・金融委員会における英国代表として活動し、国際通貨基金(IMF)の関連小委員会の議長を務めた。あわせて、英国財務省の執行管理委員会(Executive Management Board)のメンバーでもあった。英国のOverseas Development Instituteのフェローとしてキャリアを開始し、1995年に英国財務省に入省。
 


バンバン・ブロジョネグロ    資料はこちら
アジア開発銀行研究所(ADBI)所長


2025年4月にアジア開発銀行研究所(ADBI)所長兼CEOに就任する以前は、インドネシア共和国大統領の経済・国家開発担当特別顧問を務めた。それ以前には、財務大臣(2014~2016年)、国家開発企画庁長官(2016~2019年)、研究技術大臣(2019~2021年)など、政府の要職を歴任している。米国イリノイ大学で都市・地域計画学の博士号を、インドネシア大学で経済学の学士号を取得。インドネシア大学では教授を務め、2005~2009年には学部長(ディーン)を歴任した。
 


リー・ウェン・ホワ       資料はこちら
ASEAN+3 マクロ経済リサーチオフィス(AMRO) 副所長

国際的な経済・金融協力の分野において20年以上の実務経験を有し、中国財政部およびASEAN+3マクロ経済調査機関(AMRO)において、約10年にわたり管理職を務めた。戦略立案、政策立案、ならびにチームマネジメントにおいて確かな実績を重ね、中国の経済成長やマクロ経済政策に関する深い理解を有する。シンガポールの南洋理工大学(Nanyang Technological University)にて公共政策学修士(Master of Public Administration)を、中国の北京大学にて法学学士および経済学学士を取得。
 


三村 淳
財務省 財務官

1989年大蔵省(現財務省)入省。文書課長、大臣官房審議官(国際局担当)、国際局長などを歴任、2024年7月より財務官。国際決済銀行、金融庁に証券課長・銀行一課長としての出向を経験。東京大学法学部卒、フランス国立行政学院(ENA)国際公共行政学を修了。
 


 


ネイサン・シーツ         資料はこちら
シティ・リサーチ グローバル・チーフ・エコノミスト

シティ・リサーチにおいて、世界経済および金融市場に関する分析を統括。以前は、PGIMフィクスト・インカムにてチーフ・エコノミスト兼シニア投資チームのメンバーを務め、また、米国財務省において国際担当財務次官(Under Secretary of the U.S. Treasury for International Affairs)を担い、国際経済政策分野において米国政府を代表する業務に従事。さらに、シティグループでは国際経済部門のグローバル責任者を歴任し、米連邦準備制度理事会(FRB)では国際金融局長ならびにFOMCエコノミストを務めた。そのほか、国際通貨基金(IMF)米国理事の上級顧問や、ピーターソン国際経済研究所の客員フェローとしても活動。2021年10月より現職。

 


≪モデレーター≫

浅川 雅嗣
公益財団法人 国際通貨研究所 理事長

1981年東京大学経済学部卒業、同年大蔵省(現財務省)に入省。1985年プリンストン大学にて行政学修士号取得、アジア開発銀行(ADB)・IMF出向、2008-09年に麻生太郎内閣で総理大臣秘書官、大臣官房総括審議官、国際局長、財務官などを歴任。2011年から2016年までOECD租税委員会議長を務めた。2020年より2025年までADB総裁。2025年7月より現職。