2025年7月22日開催
【30周年記念プログラム(第4回)】 日本の財政についてのウェビナー
『いま求められる日本の財政運営とは?』
この度、国際通貨研究所の30周年記念プログラム『混迷する世界情勢と日本経済・円の行方を探る』 全12回シリーズの第4回、『いま求められる日本の財政運営とは?』と題して、下記の通りウェビナーを開催いたします。
日本の2025年度予算は、社会保障費の増加や高校授業料の無償化等で総額115兆円と過去最大規模に膨らんでいます。厳しさを増す安全保障環境、自然災害等の有事に備えた財政余力の確保やインフラ維持への対応といった課題が改めて認識される中、財政の果たすべき役割が一層重要性を増しています。「金利のある世界」が本格化する中、超長期債の利回りは過去最水準まで上昇し、利払い費増加や、財政への信認低下から英国のトラス・ショックのような金融市場の混乱が起きる可能性が懸念されます。
本ウェビナーでは、財政の持続可能性の確保に向けて、どのような財政運営や取り組みが求められるかといった視点から議論します。
日時 |
2025年7月22日(火曜日)午後2時~午後3時半(日本時間) 午後1時~午後2時半(シンガポール時間) |
---|---|
主催 | 公益財団法人 国際通貨研究所 |
言語 | 日本語(日英同時通訳付き) |
進行 | 講演 及び パネルディスカッション |
申込 | ここをクリック |
パネリスト(敬称略、講演順)
小黒 一正
法政大学 経済学部 教授
京都大学理学部卒業、一橋大学大学院経済学研究科博士課程修了(経済学博士)。1997年大蔵省(現財務省)入省後、大臣官房文書課法令審査官補、関税局監視課総括補佐、財務省財務総合政策研究所主任研究官、一橋大学経済研究所准教授などを経て、2015年4月から現職。財務省財務総合政策研究所上席客員研究員、経済産業研究所コンサルティングフェロー。財務省「財政制度等審議会・財政制度分科会」委員、会計検査院特別調査職。鹿島平和研究所理事、新時代戦略研究所理事、キヤノングローバル戦略研究所主任研究員。専門は公共経済学。
六車 治美
三菱UFJモルガン・スタンレー証券 インベストメントリサーチ部
チーフ債券ストラテジスト
1988年4月、東京銀行(現在の三菱UFJ銀行)に入行。96年4月より東京三菱証券(現在の三菱UFJモルガン・スタンレー証券)に出向し、日本経済および国債市場分析を担当。2000年2月にスタンダード・アンド・プアーズMMS入社、シンガポールにてシニア・フィックスト・インカム・アナリスト(円債分析)兼プロダクト・マネージャー。2004年2月に三菱証券(現在の三菱UFJモルガン・スタンレー証券)入社し、シニア債券ストラテジスト、2013年10月よりシニア・マーケットエコノミスト、22年7月にチーフ債券ストラテジスト。慶応義塾大学法学部卒。静岡県立大学国際関係学部非常勤講師(平成30年度・後期)。
モデレーター
浅川 雅嗣
公益財団法人 国際通貨研究所 顧問
1981年東京大学経済学部卒業、同年大蔵省(現財務省)に入省。1985年プリンストン大学にて行政学修士号取得、アジア開発銀行(ADB)・IMF出向、2008-09年に麻生太郎内閣で総理大臣秘書官、大臣官房総括審議官、国際局長、財務官などを歴任。2011年から2016年までOECD租税委員会議長を務めた。2020年より2025年までADB総裁。2025年3月より国際通貨研究所顧問、7月より同理事長に就任予定。