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2025年9月19日開催

【30周年記念プログラム(第5回)】 日本企業再興についてのウェビナー  

『日本企業再興に向けて:アジアと世界の構造変化をどう捉え、どう活かすか』

近年、地政学リスクの高まりや気候変動、経済の分断などにより、国際秩序と市場環境は大きな転換期を迎えています。制度や産業構造の見直しが進む中、経済の仕組みや技術・資本の流れも変化し、従来のビジネスの前提が揺らぎつつあります。とりわけアジアでは、エネルギー転換や持続可能なインフラへの投資需要が急速に拡大し、制度改革や官民連携による資金動員も進展しています。こうした変化は、日本企業にとって新たなビジネス機会となる一方で、国際市場での競争力の再構築が求められています。

本ウェビナーでは、アジア開発銀行(ADB)総裁などを歴任し、幅広い国際経験を持つ浅川雅嗣氏(公益財団法人 国際通貨研究所 理事長)が、アジアの経済社会構造の変化や質の高いインフラ投資と民間資金動員、気候変動対応やDX推進に関する現場の実情と展望を説明します。また、企業戦略に精通し、多くの企業分析や提言を行ってきた田中道昭氏(日本工業大学大学院 技術経営研究科 教授)には、日本企業が国際市場において自らの強みを競争優位に転化し、持続可能な競争力をいかに築いていけるのかについて解説いただきます。

対談では、浅川氏、田中氏に加え、コーディネーターの鈴木健史氏(公益財団法人 国際通貨研究所 専務理事)が議論を進行し、日本企業や日本経済が、こうした構造変化をいかに成長機会へと転換していけるのか多角的に議論していきます。


田中 道昭
日本工業大学大学院
技術経営研究科 教授

浅川 雅嗣
公益財団法人 国際通貨研究所
理事長

鈴木 健史
公益財団法人 国際通貨研究所
専務理事
   

日時

2025年9月19日(金曜日)午後3時~午後4時(日本時間)

                                    午後2時~午後3時(シンガポール時間)    

主催

公益財団法人 国際通貨研究所

形式

Zoomオンライン(ハイブリッド形式での開催、会場参加はご招待の方のみ)

言語

日本語(日英同時通訳付き)

プログラム

講演 及び 対談

申込

ここをクリック

パネリスト(敬称略、順不同)

田中 道昭
日本工業大学大学院 技術経営研究科 教授

日本工大大学院技術経営研究科教授。戦略コンサルタント。専門は企業・産業・技術・金融・経済・国際関係等の戦略分析。日米欧の金融機関にも長年勤務。主な著作に『GAFA×BATH』『2025年のデジタル資本主義』等多数。シカゴ大学MBA。公正取引委員会独禁法懇話会メンバー等兼務。テレビ東京WBSコメンテーター。テレビ朝日ワイドスクランブル月曜レギュラー。
 


浅川 雅嗣
公益財団法人 国際通貨研究所 理事長 

1981年東京大学経済学部卒業、同年大蔵省(現財務省)に入省。1985年プリンストン大学にて行政学修士号取得、アジア開発銀行(ADB)・IMF出向、2008-09年に麻生太郎内閣で総理大臣秘書官、大臣官房総括審議官、国際局長、財務官などを歴任。2011年から2016年までOECD租税委員会議長を務めた。2020年より2025年までADB総裁。2025年7月より現職。

コーディネーター

鈴木 健史
公益財団法人 国際通貨研究所 専務理事

1988年3月慶應義塾大学経済学部卒業、同年東京銀行(現三菱UFJ銀行)に入行。2014年より株式会社三菱東京UFJ銀行執行役員 米州統括部部長 兼 米州本部米州審査部部長(ユニオンバンク出向兼務)を担当。2016年より三菱東京UFJ銀行執行役員 国際審査部長、2018年より三菱UFJ銀行常務執行役員 海外審査担当及びグローバルCIB部門副部門長 兼 グローバルコマーシャルバンキング部門副部門長、2020年より三菱UFJ銀行取締役 常勤監査等委員を務めた。2024年6月より現職。