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2025年6月2日開催

【30周年記念プログラム(第2回)】 世界・アジア経済ウェビナー       

『世界経済の潮流変化と日本・アジアの成長戦略』

この度、国際通貨研究所の30周年記念プログラム『混迷する世界情勢と日本経済・円の行方を探る』全12回シリーズの第2回目、『世界経済の潮流変化と日本・アジアの成長戦略』と題して、下記の通りウェビナーを開催いたします。
近年、脱グローバル化やスロートレード、経済のサービス化、米中対立の長期化、中国の成長ペースの鈍化など、世界経済の発展を支えてきたグローバルな経済秩序は大きく変化しています。さらに、第2次トランプ政権が打ち出した相互関税などにより、世界経済・金融の不確実性は高まっており、世界経済秩序は再構築を迫られる可能性が高くなっています。中国以外のアジア諸国は、米国との二国間交渉による負の影響の緩和と代替輸出・投資拡大の恩恵を期待する一方、安価な中国製品流入による国内産業の空洞化や中間層の雇用・所得環境悪化といった負の影響への警戒を強めています。
本ウェビナーでは、世界経済の潮流変化を概観するとともに、第2次トランプ政権の通商政策により想定される世界経済への影響、日本を含むアジア諸国がとり得る成長戦略や企業に求められる対応などについて議論を行います。

日時

2025年6月2日(月曜日)午前10時~午前11時半(日本時間)

                                    午前9時~午前10時半(シンガポール時間)    

主催 公益財団法人 国際通貨研究所
言語 日本語(日英同時通訳付き)
進行 講演 及び パネルディスカッション
申込 申込はこちら

パネリスト(敬称略、講演順)

 

伊藤 隆敏                 
コロンビア大学 教授

一橋大学卒業。ハーバード大学PhD。ミネソタ大学、一橋大学等を経て、2004年東京大学教授(12~14年公共政策大学院院長)に就任。政策研究大学院大学教授を経て、15年より現職。その間、国際通貨基金上級審議役、日本経済学会会長、大蔵省副財務官、経済財政諮問会議民間議員、関税・外国為替等審議会会長を務めた。金融政策、国際金融論、日本経済に関する論文等多数。24年春瑞宝中綬章受章。
 

 


 

戸堂 康之                     
早稲田大学 政治経済学術院 経済研究科 教授

東京大学教養学部卒業、スタンフォード大学経済学部博士課程修了(経済学Ph.D.)。東京大学新領域創成科学研究科国際協力学専攻教授・専攻長などを経て14年より現職。24年より経済産業研究所プログラムディレクター。国際経済学・開発経済学・日本経済論における実証研究が専門。主な著作に、『経済学って何だろう』(新世社)、『なぜよそ者とつながることが最強なのか』(プレジデント社)、『日本経済の底力-臥龍が目覚めるとき-』(中央公論新社)、『途上国化する日本』(日本経済新聞出版社)など。英文の査読付き学術論文約70本、総引用数5000回以上。世界の研究者の業績を評価するScholarGPSにおいて、経済学分野でトップ0.5%、経済評価分析で世界9位。


モデレーター

渡辺 博史
公益財団法人 国際通貨研究所 理事長

1972年東京大学法学部卒業、同年大蔵省(現財務省)に入省。ブラウン大学経済学系大学院留学、国際金融情報センター出向、主税局税制第三課長、同第二課長、大臣官房秘書課長、大蔵大臣秘書官などを経て、国際局長、財務官などを歴任。2007年退官後、国際金融情報センター顧問、一橋大学大学院商学研究科教授を経て、2008年日本政策金融公庫代表取締役副総裁(国際協力銀行経営責任者)、2012年に国際協力銀行代表取締役副総裁に就任、2013年より2016年まで同代表取締役総裁。2016年10月より現職。