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2021年1月28日開催

国際通貨研究所 ESG・SDGsウェビナー       

『ネット・ゼロに向け加速する世界と日本の金融に求められる役割
~日本は世界から取り残されるリスクを回避出来るか~』

世界でネット・ゼロに向けた対応が加速するなか、日本でも漸く2050年の温暖化ガス実質ゼロが宣言されました。本ウェビナーでは、内外の気候変動対応について本邦を代表する識者をお招きし、その実現に向けて具体的に何が求められるのか、日本の金融が果たすべき役割は何かを議論しました。

科学的知見に基づくと、今後10年のうちに脱炭素に向けた経済・社会の変革をどれだけ進められるかが問われていること、その中で金融機関にはポートフォリオの戦略的見直しとともに、気候変動に対応するグローバルな制度・枠組み作りへの積極的関与が求められていること、気候変動に伴う財務リスク把握のために、日本でもカーボンプライシングの早期導入が必要であること、といった鋭い指摘がなされ、日本及び日本の金融機関が目指すべき方向性や求められるアクションについて活発な議論が行われました。詳細は下記リンクのプレゼン資料をご参照ください。
     

日時

2021年1月28日(木曜日)午前10時 ~ 午前11時30分

主催 公益財団法人 国際通貨研究所
言語 日本語(日英同時通訳)
進行 講演・パネルディスカッション

 

パネリスト (五十音順)

石井 菜穂子

東京大学未来ビジョン研究センター教授 グローバル・コモンズセンター ダイレクター
1981年大蔵省入省。2012年地球環境ファシリティCEO。2020年8月より東京大学理事、教授。人類の共有財産である「グローバル・コモンズ」の責任ある管理について、国際的に共有される知的枠組みの構築を目指している。

 

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末吉 竹二郎

国連環境計画金融イニシアティブ(UNEP FI) 特別顧問
1967年東京大学を卒業後、三菱銀行(現 三菱UFJ銀行)に入行。日興アセットマネジメント在職中よりUNEP FIの運営に参画。UNEP FI特別顧問、自然エネルギー財団代表理事副理事長、CDPジャパン代表理事チェアマン、WWFジャパン代表理事会長、気候変動イニシアテイブ(JCI)代表。

 

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玉木 林太郎

公益財団法人国際金融情報センター 理事長
1976年東京大学法学部卒業、同年大蔵省入省。世界銀行理事代理、在米日本大使館公使、財務省
国際局長、財務官(2009-11年)などを歴任。2011年から6年間、パリの経済協力開発機構(OECD)で
事務次長として金融・企業・税制・環境・開発・グリーン成長などを担当。2017年10月より現職。
 

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モデレーター

渡辺 博史

公益財団法人国際通貨研究所 理事長
1972年東京大学法学部卒業、同年大蔵省(現財務省)に入省。大臣官房秘書課長、大蔵大臣秘書官などを経て、国際局長、財務官などを歴任。2007年退官後、一橋大学大学院教授、日本政策金融公庫代表取締役副総裁、2013- 2016年国際協力銀行総裁。2016年10月より現職。